下痢や嘔吐などの激しい症状が辛い急性胃腸炎。冬場はウイルス性の胃腸炎が流行しやすく、夏場は細菌性の胃腸炎が起きやすいそうです。まずは病院を受診することが大切ですが、感染力の強いものもあるので、人に感染させずに早く症状を改善したいものですね。ここでば急性胃腸炎の原因や症状、治療や対処法などをご紹介します。

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急性胃腸炎ってどんな病気?

急性胃腸炎とは、腹痛などの胃腸症状が急性的に起こる病気の総称です。胃腸炎とまとめた言い方をしますが、症状によって原因となっている部位が異なり、胃に炎症を起こしていると嘔吐しやすく、腸による症状の場合は下痢になることが多いようです。

急性胃腸炎の原因は、ウイルスや細菌によるもの、暴飲暴食、薬の副作用、ストレスなどが挙げられますが、ウイルスや細菌による感染性のものは症状が強く、人にうつす可能性もあります。この場合には、本人もお世話をする人も感染が広がらないよう十分に注意が必要です。

また、症状が強い場合に家庭での食事や水分補給などについても知っておきたいですね。そこで、急性胃腸炎とは一体どのようなものなのか、その原因や症状、治療法や急性胃腸炎を起こしたときの食事について詳しくまとめましたので、ご自身やご家族が急性胃腸炎にかかったときの参考にしてください。
急性胃腸炎 – 医療総合QLife

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急性胃腸炎とは
急性に発症する

急性胃腸炎はとにかく症状が急激に現れるのが特徴です。風邪などの場合、なんとなく体調が悪い、頭痛や咳などの症状が見られ、徐々に熱が上がっていくなどの段階的な症状が見られますが、急性胃腸炎は、突然前触れもなく、激しい下痢や嘔吐に襲われます。むしろ初期の段階の症状が重く、徐々に落ち着きを見せるという経過をたどるそうです。
急性胃腸炎について|熊本県熊本市の消化器内科・内科・呼吸器内科・循環器内科-おがた胃腸科内科

胃腸症状を主体とした症候群

急性的に消化管に炎症が起こったことによって胃腸症状をきたす病気をひとくくりにして「急性胃腸炎」と呼んでいます。その名のとおり、下痢や嘔吐などの胃腸症状が主体となりますが、ウイルスや細菌の感染によって起こる感染性の胃腸炎の場合は高熱を出すこともあるそうです。

嘔吐や下痢は身体から有害なものを追い出そうとする反応ですが、あまりに症状が激しいと水分や電解質が失われ、脱水症状を起こすことがあります。発熱が伴う場合には汗もかきますので、さらなる注意が必要となります。家庭では水分補給に心がけ、小さなお子さんや高齢者の場合は、尿の回数や量、足のしびれなどをよく観察してください。
胃腸炎 – 慢性胃炎-新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック

急性胃腸炎

脱水症・熱中症・熱射病を予防するには | カラダの豆事典 | サワイ健康推進課

感染経路

急性胃腸炎のうち、ウイルスや細菌が感染することで発症したものを感染性胃腸炎と言います。冬場に多くみられるのがウイルス感染によるもので、子供に多いロタウイルスや、汚染された二枚貝や井戸水などが原因となるノロウイルスなどはご存知の方も多いことでしょう。

ウイルス性の場合は感染した人の嘔吐したものや糞便の処理や、感染している人が調理したものを介して人から人へうつることがありますので、お世話のあとや調理前には手指の洗浄・消毒をするようにしましょう。

また、夏には細菌性食中毒による急性胃腸炎が多いと言われます。海産物が原因となりやすい腸炎ビブリオや、鶏卵やぺットからの感染があるサルモネラなど、原因となる細菌がたくさんあります。集団調理施設や飲食店などの場合は大勢の方に発症することとなるので、衛生管理を徹底しなくてはなりません。
急性胃腸炎について|熊本県熊本市の消化器内科・内科・呼吸器内科・循環器内科-おがた胃腸科内科

ノロウイルスに関するQ&A |厚生労働省

潜伏期間

胃腸炎の潜伏期間は、感染したウイルスや細菌によって違ってきます。ウイルス性胃腸炎の場合は潜伏期間が1~3日と短いことが多く、早ければ感染したその日から症状が出ることもあるそうです。ただし、ウイルス性胃腸炎は、感染力が非常に強いウイルスが多いので、短期間のうちに周りの人も一気に感染してしまう恐れがあります。

一方で食中毒の原因となる細菌性胃腸炎の場合は、1~2日ほどで発症するものもありますが、中には潜伏期間が2~10日と長いものもあるので、細菌によってかなりの差があります。そのため感染した近日中に必ずしも発症するわけではありませんので、1週間~10日前の食事で感染していたというケースもあるそうです。
菊地医院 内科,小児科,外科,皮膚科 往診

急性胃腸炎の症状
腹痛

消化管が収縮することにより、腹痛が起こることがあります。1回の痛みが続くのは15分以内のことが多いそうですが、ひどい場合では大人でもその場にうずくまってしまうくらいの腹痛が繰り返されます。

急性胃腸炎は刺激の強い食べ物も原因となると言われています。冷たい食べ物や飲み物もその一つで、胃腸を刺激して下痢を悪化させたり、腹痛を起こすこともあるそうです。急性胃腸炎では水分補給が大切ですが、よく冷えた飲みものより常温の飲み物や温かいスープなどがおすすめです。もちろん喉越しが良いからといって、アイスクリームを食べたりするのも避けたほうが良いでしょう。
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急性胃腸炎のときに冷たい飲み物を飲むと胃腸を刺激し、かえって下痢を悪化させる | ビジネスジャーナル

嘔吐

嘔吐と腹痛が同時期に起こるので、発症当初はかなり辛いのですが、徐々に落ち着いてきます。急性胃腸炎の場合はその経過を理解しておくと、回復までの見通しがたって安心です。

例えばノロウイルスの場合、6時間くらいは激しい嘔吐や吐き気が見られ、胃の中身がなくなると吐き気も治まってくることが多くあります。症状が辛いときは病院に行くのも大変ですし、この時には吐き気止めを使用すると吐けなくなって、逆に辛くなることもあるそうです。

この間は脱水も軽度ですので飲んだ水分まで吐いても心配ないことが多いのですが、脱水による全身症状が見られるような場合には、受診して点滴による補給が必要な場合もあります。そして、下痢が始まったら脱水が進みやすくなりますので注意しましょう。
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嘔吐下痢症

下痢

急性胃腸炎では下痢もしばしば起こります。下痢とは水分が80%以上の便になり、腹痛を伴うことも多いものです。腸が過剰に動いてしまうことで水分の吸収が不十分になるので、便がゆるくなってしまうのです。

ウイルスや細菌感染による急性胃腸炎の場合は、身体が異物と判断したウイルスや細菌を早く排泄しようとしているので、普通の下痢よりもさらに水っぽく、何度もトイレに駆け込むといった状況に陥ります。

この場合、市販の下痢止めなどを服用すると異物を外に出すことができなくなり、症状が長引いてしまう可能性があります。病院でも一般的には下痢止めではなく整腸剤を処方される程度で、下痢で出てしまう水分を補うように指示されるでしょう。
どんな便を下痢というの? 「ドクターQ&A」|セルフドクターネット

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発熱

ウイルスや細菌が原因の場合には感染症であるので、発熱することも多いそうです。ウイルス性の胃腸炎は軽い発熱であることが多いようですが、細菌性の胃腸炎では38度以上の高熱が数日~1週間以上続くものもあるとのことです。
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倦怠感

急性胃腸炎は、急激に下痢や嘔吐を起す病気です。しかも水のような下痢が1日に何度も続き、本来は失った水分を補給しなくてはならないのですが、嘔吐で食事も取れないほどの場合も多くあります。水分補給が十分でないと、脱水症状を起こしてしまう可能性があります。

脱水症状は、最初はのどが渇いたり尿の量や回数が減るなどの症状ですが、進んでくると倦怠感やめまいなどを起こすそうです。もし下痢や嘔吐が激しく、倦怠感を訴えるようであれは脱水症状が進んでいる可能性もあります。高熱を伴う場合は熱による倦怠感も考えられますが、汗で水分を奪われて脱水症状を起こしているケースもありますので、いずれにしても早めに病院を受診して医師の指示を受けたほうが良いでしょう。
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もしも身体の水分がなくなったら|大塚製薬

頭痛

急性胃腸炎のときに、胃腸症状だけでなく頭痛を訴える人もいます。頭痛も胃腸炎による脱水症状が原因と考えられます。身体の水分が不足すると、血液がドロドロとして流れが悪くなります。すると脳への血流量が減少して、頭痛やめまい・ふらつきなどを起こすと言われています。脱水症状によって頭痛が起こるのは、重い症状ですのですぐに対処しなくてはなりません。

また、急性胃腸炎の原因となるウイルスや細菌の中には、全身の筋肉痛や関節痛などの風邪に似た症状を起こすものもあり、頭痛もその症状のひとつであることもあります。
体の水分が足りないと頭痛がやってくる!? | 頭痛外来の福岡自律神経カイロプラクティック

健康一口メモ/脳神経外科 山本クリニック 大阪市住吉区

急性胃腸炎の原因
ストレス

日頃のストレスは、身体のあちこちに症状となって現れることがありますが、特に胃腸はストレスによってトラブルを起こしやすいと言われています。ストレスが原因で起こる胃腸炎を「ストレス性胃腸炎」と呼ばれることもあり、これは急性胃腸炎と同様に激しい下痢や嘔吐・腹痛・発熱・倦怠感などが主な症状となります。

胃の働きは自律神経が調節を行なっており、ストレスでこのバランスが崩れます。具体的には胃は強いストレスを感じると収縮します。緊張すると胃のあたりがキュッと締め付けられるような感じがするのはこのためのようですね。そしてストレスが続くと胃酸が過剰に分泌され、胃の粘膜を傷つけ、さらに胃の動きが弱くなると消化不良を起こし、腸にまで悪影響を及ぼすことになると考えられています。
ストレスと胃のトラブルチェック|セルフドクターネット|健康情報サイト

内科医に聞いた! 悩みやストレスで胃が痛む理由と対処方法 | 健康 | 大学生活 | マイナビ 学生の窓口

ウイルス

冬場はウイルス性胃腸炎の発症が多くなり、病院を受診するとお腹の風邪と言われたりします。子供から大人まで幅広い年齢層で見られるのはノロウイルスによる胃腸炎です。子供はロタウイルスによる嘔吐下痢症も多く、白っぽい便が特徴です。他にアデノウイルスが原因で起こるものもあります。

ウイルス性胃腸炎は人にうつす恐れがありますので、家族間、幼稚園や保育園などでの集団感染することもあります。症状は突然の嘔吐から始まり、その後下痢が数日続くのですが、ウイルスに対する薬などがありませんので、脱水に注意しながら、症状に応じて吐き気止めなどが処方されます。
ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症) – 医療総合QLife

細菌

肉類や魚介類に含まれる細菌によって発熱や腹痛、血便などを起こす急性胃腸炎は、いわゆる「食中毒」と呼ばれるもので、夏場に多いのが特徴です。同じ物を食べたメンバーが同じような症状を訴えるのであれば細菌性胃腸炎の可能性が高まります。肉や魚などは十分な加熱によって防ぐこともできますし、調理前に手洗いを徹底すること、調理場の衛生管理も予防のためには必要です。

細菌そのものが腸粘膜の炎症を起こすものと、細菌から出る毒素によるものがあります。腹痛などの胃腸症状に加えて発熱と伴ったり、血便が出ることもあります。特に病原性大腸菌の場合には重篤な症状をきたすこともありますので、症状の変化をよく観察する必要があります。
細菌性急性胃腸炎 – 医療総合QLife

食品、水

細菌やウイルスは、ときに食品や水を汚染します。こうした汚染されたものをそのまま食べたり飲んだりしてしまうことが胃腸炎の原因となるのです。細菌の繁殖しやすい夏場などは、食品の保存方法や十分な加熱調理を心がけ、殺菌を十分に行なうようにしましょう。

また、井戸水やキャンプ場などの簡易水道なども汚染の危険性があります。旅先では生水を飲まないようにするなど、細菌を身体に取り込まないようにしましょう。
胃腸炎の基礎知識: 胃腸炎: メルクマニュアル 家庭版

細菌性の急性胃腸炎の種類
カンピロバクター

カンピロバクターは鶏や牛、豚の腸に存在する菌で、糞便を介して肉を汚染することがあります。生肉を扱う際には十分な加熱や、生肉に触れたものを消毒するなどが必要です。犬や猫などのペットとして飼われているものにも存在しますので、糞の処理を行なった際には十分に手を洗ってください。

症状は、ほとんどの方に発熱と腹痛、下痢が起こり、血便の出ることもあります。辛い症状は数日で改善しますが、その後の数週間は便に菌が出ているのでトイレ後の手洗いは徹底しましょう。人から人へ感染することは少ないそうですが、ギラン・バレー症候群という難病の原因の一つとも言われています。

また、乳幼児の場合は抵抗力が弱いので重症化することもありますから、ママやパパが感染した場合には赤ちゃんにうつさないように注意し、子供の食べるものは火を通すなどで予防しましょう。
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感染性胃腸炎

サルモネラ

サルモネラ菌も家畜やペットの腸管に存在しているもので、食肉を汚染することがあります。気をつけなくてはいけないのは鶏卵も原因食材となり得ることです。こうした動物の糞便を処理したときや生肉を扱ったときの衛生管理を徹底するとともに、ネズミやハエ、ゴキブリなどがサルモネラ菌を持ってくることもありますので、必要に応じて駆除すべきでしょう。

鶏卵が感染源で怖いのは、すき焼きや卵かけご飯など生卵を食べる機会があることです。1歳前に生卵を食べさせることは少ないと思いますが、小さなお子さんに卵を食べさせるときには必ず火を通しましょう。

サルモネラ菌のよる胃腸炎の症状は、発熱・嘔吐・下痢などで特に下痢が激しいのが特徴です。通常は数日で回復しますが、症状が重くなると38度以上の熱が1週間以上も続くこともあります。
感染性胃腸炎

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは塩水が好きな菌なので、魚介類が汚染されることがあり、海水の温度が上がって増殖しやすい夏場は注意が必要です。また浅漬けも集団食中毒の原因食品となるケースも起こっています。魚介類でなくても適度な塩分を含むものに注意が必要なようです。

激しい腹痛や下痢、嘔吐などが主な症状で、とにかく急激に強い症状が起こるのが特徴です。腸炎ビブリオは塩水を好みますが真水と熱が苦手ですので、夏場の魚介類はよく洗って、加熱して食べることをオススメします。
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O157

大腸菌は健康な人の腸にも普通に存在するもので、ほとんどのものは病原性はありません。しかし大腸菌にも様々な種類があり、中には病原性のあるものもあります。特に注意が必要なのが指定伝染病でもある「腸管出血性大腸菌」で、牛が感染源であるO-157は皆さんもよくご存知だと思います。

O-157は下痢から発症し、1~2日ほどで大量の血便を起こします。そして重症化すると死に至るケースもあるほど恐ろしい細菌です。しかも感染力が強いので、感染者の介護の際は二次感染を防ぐために細心の注意が必要となります。
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ウイルス性の急性胃腸炎の種類
ノロウイルス

ノロウイルスは汚染された食品や水を介して感染することが多く、冬場に集団発生することもしばしば見られます。原因となる食品にカキなどの二枚貝があるのですが、カキが旬の時期で生食する機会が増えるのも冬場の発症増加に関連しているかもしれません。

汚染された食品を摂取すると腸で増殖をはじめ、嘔吐や下痢・腹痛などが起こります。抵抗力の弱い子供や高齢者は重症化しやすいとも言われています。お世話をする方にも汚物から感染することがありますので、処理の際にはビニール手袋やマスクを着用し、繰り返し使用するものは次亜塩素酸ナトリウムで消毒するなど、適切な処理方法を心得ておかなくてはいけません。
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ロタウイルス

ロタウイルスはA群・B群・C群の三種類があり、冬場に乳幼児の間で流行しやすいのはA群のロタウイルスです。いわゆる乳児嘔吐下痢症の原因と言われるもので、生後6ヶ月~2歳の乳幼児に多く、重症化したり合併症を引き起こすこともあります。乳児健診などで白い便が出たらロタウイルスの可能性があると聞いたことのある方も多いと思います。下痢が頻回なので、白っぽい色になってしまうのです。

C群は3歳以上から成人まで幅広く見られますが、こちらはA群のような流行は見られません。C群は日本での発症報告がいまのところありません。
感染性胃腸炎

アデノウイルス

アデノウイルスというと夏風邪の一つと言われる「プール熱」がありますが、胃腸症状を引き起こすものは「腸管アデノウイルス」というものです。3歳未満の乳幼児に多く、季節性がなく1年中発症が見られますが、特に夏場に増えるそうです。

発熱することは少ないのですが、下痢が1週間以上も長引くのが特徴です。白い便というとロタウイルスのイメージが強いですが、アデノウイルスでも白色便が見られますので、検便によって原因を特定することとなるようです。
アデノウイルスによる胃腸炎 | はしもと小児科

急性胃腸炎の予防
生ものを控える

細菌やウイルスの特徴を見てみると、食品を介して感染することの多いものは熱に弱く、食品を十分に加熱調理することで、原因物質を死滅させることができます。夏場は細菌が増殖しやすいので、食品の保存にも十分に気を配り、生食を避けることで食中毒の予防になるでしょう。

冬場は食中毒に対して意識が低くなりがちで、生食する機会も多く見られます。冬場に食品が原因で流行するノロウイルスも熱に弱いという特徴があります。加熱の目安は中心温度が85℃で1分と言われていますので、しっかり中まで加熱するようにしましょう。

また、生ものを扱ったまな板や包丁などの調理器具を介して二次感染する可能性もあります。調理器具はよく洗い、熱湯や塩素系漂白剤で殺菌しましょう。
感染性胃腸炎

ウイルスによる感染性胃腸炎の予防及び消毒について | 釧路総合振興局保健環境部保健行政室

人ごみを避ける

人がたくさん集まる場所というのは、ウイルスもたくさんいるものです。中には風邪をひいている人、胃腸炎を患っているのに無理をして外出している人もいるかもしれません。

そのような方が汚染された手でさわったてすりなどを介して感染することもありますし、くしゃみや咳による飛沫感染、空気感染するウイルスもあります。ウイルス性胃腸炎が流行しやすい冬場などは、なるべく人ごみを避けましょう。
こどものかぜの予防法10カ条 – 渡辺内科 名古屋

マスクを使う

感染予防にはできるだけ人ごみを避けることが一番ですが、通勤・通学などで避けられない場合もありますし、外出しないというわけにも行きませんね。そんな場合、冬場は外出時にマスクを着用しましょう。

マスクをすることで、くしゃみや咳による飛沫感染や空気感染を防ぐことができます。また、自分がやや風邪気味である場合や胃腸炎の病み上がりであるなどの場合には、周りに感染させないためのマナーとしてもマスクは必要です。
冬の感染症を予防しよう 片岡内科クリニック その他の健康情報

こどものかぜの予防法10カ条 – 渡辺内科 名古屋

手洗いうがい

急性胃腸炎の原因となるウイルスや細菌の感染を予防するには、基本的には「手洗い」と「うがい」です。それによって手などに付着したウイルスなどが身体に入るまえに洗い流すことができます。特に調理や食事前は手をよく洗うようにしましょう。できれば殺菌や消毒効果のある薬用石けんの使用がおすすめです。

また、もし家族に急性胃腸炎を起こしている人がいて吐しゃ物の処理や、下痢をしている乳幼児や高齢者のおむつ換えにも十分注意が必要になります。処理の際には使い捨ての手袋やビニールを使用し、処理の後は十分に手を洗ってください。

尚、手洗いやうがいは胃腸炎以外にも風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にもつながりますので、普段から帰宅時には手洗い・うがいを習慣づけるようにしましょう。

○正しい手の洗い方
1.指輪・時計をしたままでは、皮膚との間に菌が入り込む可能性もありますので、手洗い前に外してください。
2.まずは流水でよく流し、大半の菌を洗い流します。
3.石けんを充分に泡立て、手のひら・手の甲・指の間・親指や手首も忘れないようにしましょう。肘部分まで洗うのが正しい洗い方です。
4.手のひらに指先立てて、こするようにつめ・手のしわを洗います。爪ブラシを使用するものオススメです。
5.石けんをよく洗い流します
6.最後によく水気をふき取ってください。ペーパータオルなど使い捨てのものが理想的です。繰り返しタオルを使ったり、複数の人と共有することは避けましょう。
ウイルスによる感染性胃腸炎の予防及び消毒について | 釧路総合振興局保健環境部保健行政室

正しい手の洗い方 | 釧路総合振興局保健環境部保健行政室

急性胃腸炎の治療法
医師に相談

急性胃腸炎の治療の基本は水分補給と食事療法、そして休息です。軽度のものならば病院にかからなくても自然に治るもので、実際に病院でも症状に応じた薬を処方してくれますが、一般的には下痢止めは使用せず、吐き気止めもかなり頻繁に吐くならば処方されるという程度です。

急性胃腸炎は急激に症状が起こり、徐々に和らいでくるという経過をたどりますが、初期より症状が悪化したり、あまりにも下痢が続く場合には、内科または消化器内科が受診しましょう。

また、真っ赤な血便や脱水症状が進んだ場合も心配です。ぐったりしている、呼びかけの答えない、けいれんを起こすという場合には、夜間・休日でも救急病院を受診しなくてはならないほど重篤な症状と言えますので、早急に受診してください。
急性胃腸炎の対応の仕方 その1 | あおきこどもクリニック

急に下痢をした、下痢が続くとは – 医療総合QLife

水分補給

下痢などの症状は、身体から病気の原因を追い出すための自浄作用なので、下痢止めは使用せずに、水分補給することが大切です。水分や体内の電解質(塩分やカリウム)の補給のために、ミネラルを含む経口補水液などを少量ずつ頻回に与えるのがコツです。冷たいものは胃腸を刺激しますので、常温のものにしましょう。

嘔吐や下痢で出た水分をすぐに補給したいところですが、吐いた直後に飲むのは辛いので、経口補水液を与える場合は吐いてから30分ほどは様子を見てから与えましょう。一気に飲むのではなく、大さじ1杯くらいからはじめ、徐々に増やしていくと良いようです。

水を飲んでも吐いてしまうような場合には、吐き気止めでコントロールされることが多いのですが、あまりに嘔吐が頻繁な場合には、点滴での水分補給も必要なこともあるそうです。

経口補水液は市販されているものもありますが、自宅でも簡単に作ることができます。嘔吐や下痢を繰り返す子供などを置いて市販品を買いに行けないこともありますので、作り方をご紹介します。

○経口補水液の作り方
1.1リットルほどの湯冷ましを用意してください。
2.砂糖40gと食塩3gを、よく溶かします。あまり冷やしすぎないようにしてください。
3.そのままで飲みにくい場合は、レモン果汁などを少し飲みやすくなってカリウムの補給もできます。
菊地医院 内科,小児科,外科,皮膚科 往診

石田内科医院 糖尿病・脂質代謝内科、呼吸器内科、総合内科 糖尿病

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抗生薬を使う

ウイルス感染の胃腸炎の場合は、効果的な薬はありませんので、吐き気止めや整腸剤などの症状に応じた薬が処方されます。細菌性の急性胃腸炎の場合には、抗生物質を使って細菌を殺すことができますので、抗生剤が処方されることも多いようです。

原因がウイルスでも細菌でも基本的には下痢止めの薬を使用されることはほとんどありません。解熱剤や吐き気止めもよほど辛いときには頓服薬として処方される程度でしょう。十分な水分補給と休息が主な治療法となります。

その代わりに整腸剤が処方されることがあります。ビフィズス菌などの善玉菌を含むものや善玉菌を増やす作用のあるもので、長引く下痢の改善につながります。
細菌性急性胃腸炎 – 医療総合QLife

食事を控える

急性胃腸炎になったら、食事をしても嘔吐や下痢を起こしてしまうので、症状が良くなるまでは食事を控えることになるそうです。体力をつけるためと言って食べないことを心配し、無理しておかゆなどを食べてしまうことは、食べたものと一緒に胃液や水分も排出してしまうので、かえって胃腸を痛めたり、栄養の低下を招いて回復を遅らせることになるそうです。

症状が改善されるまでは経口補水液で水分を補給し、症状の経過を見ながら、いくつかの段階を踏んで普通の食事へと戻していくことになります。
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急性胃腸炎のときの食事
食事制限方法

胃腸炎にかかったら、まずは絶食が基本です。体力をつけるために食べなくてはいけないと思いがちですが、急性胃腸炎で症状がひどいうちは絶食して胃腸を刺激しないことが必要になります。特に嘔吐している場合は数時間は水分の摂取も控え、徐々に水分を少しずつ飲みます。水分といっても刺激の少ない胃腸に優しいもので、麦茶や湯冷まし、スポーツドリンクなどにしてください。

イオン系のスポーツ飲料でもいいのですが、浸透圧が高すぎたり糖分が含まれていることがあるので、薄めて飲むか、経口補水液が推奨されており、市販品ならば「OS-1」や「アクアライト」などが適切とのことです。
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食事の再開方法

「食べられそうかな」という段階で食事すると、嘔吐や下痢が再開してしまうことがあります。きちんと回復していない時点で食べても消化ができませんので、食べるより1日も早く胃腸を元気にるつことが先決です。しっかりお腹が空いて「何か食べたい」となるまでは食事はお休みしましょう。

水分をとっても嘔吐や吐き気がなくなり、頻回だった下痢が落ち着いてきたら食事を再開します。最初はまだ腸が疲れているので、おもゆや野菜スープなどが良いでしょう。1回の量が少なくてお腹が空くようであれば、ゼリーやすりおろしりんごなどを間食で食べるといいでしょう。

次第におじやや煮込みうどんなど形のあるものを増やしていきますが、食材はよく煮込んで柔らかくして、消化に時間のかからないようにします。脂肪分や糖分の多いものや繊維質の多いもの、香辛料などは胃腸の負担となります。

食事を元に戻していく段階で、調子が悪くなるようなら、食事を前の段階に戻します。まるで離乳食を進めるように、徐々に通常の食事に戻していくようにしましょう。
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できるだけ早めに食事再開を目指す

長すぎる食事制限は回復を遅らせることにもなるので、吐き気や嘔吐は半日のすれば頻度も少なくなるそうです。3時間程度吐いていないなど、症状が軽くなってきたらなるべく早い段階で食事を再開しましょう。食事を流動食から段階的に進めて、症状が出ないかを確認しながら行うことで、食事を再開して4~5日ほどで普通食に戻せるとされています。

普通食に戻っても、いきなり今まで通りの味付けではいけません。出汁をきかせるなど、素材の旨みを生かした薄味から始めましょう。脂っこいもの・香辛料・炭酸・冷たいものは症状をぶり返すことがあるので、しばらくは控えてください。
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まとめ

急性胃腸炎とは、胃や腸に急性の炎症がおこった状態のことで、急激に下痢、腹痛、嘔吐、血便、発熱などの症状が現れる病気です。本人も非常に辛いものですが、周りの人も感染に注意しながらお世話が必要になります。

急性胃腸炎はウイルスや細菌による感染によるものが多いそうですが、ストレスや暴飲暴食などの原因となりえます。予防するためにはウイルスや細菌を寄せ付けないことが重要となりますが、これらに負けない身体作りのために、ストレスを抱えすぎない、規則正しい生活をする、休養を取るなども大切でしょう。

急性胃腸炎の治療のポイントは水分補給です。下痢や嘔吐で失われる水分をきちんと補給して脱水症状を起こさないようにしないといけません、発熱を併発しているときには尚更ですね。また、症状が軽くなるまでは食事を控える必要もあります。軽くなったら流動食から段階を踏んで食事を再開していきましょう。

ただし、吐いて水分も取れない、症状がひどくなるなどの時にはすぐに病院を受診してください。子供の場合、重度の合併症を引き起こすことがありますので、様子に変化が見られたら病院に相談しましょう。