クラミジアの原因についてのまとめです。性感染症のなかでも、その流行が心配されている病気のひとつが、このクラミジアだといわれています。感染すると症状はさまざま。しっかりと予防や対策につとめたいと思う人も多いはずです。そんなときに知っておきたいのが感染の原因です。女性にも男性にも役立つ感染原因のまとめです。

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目次

クラミジアは性行為が原因!感染すれば症状はさまざま
原因となる菌に感染!症状は性器周辺から妊娠のトラブルまでさまざま
どうしてクラミジアになるの?
性行為以外でも感染の原因に?
感染するとみられる男女間の症状
原因がわからなくても疑わしいときは早めの検査を
まとめ
クラミジアは性行為が原因!感染すれば症状はさまざま
クラミジアの原因の多くは性行為(セックス)

さまざま性感染症のなかでも、クラミジアという名前を知っている人は多いかと思います。クラミジアは日本でもっとも多い性感染症とされ、とくに若い人たちを中心に広がりをみせる感染症のひとつとされています。

性感染症というカテゴリーに入るだけあって、原因となるのは性行為(セックス)によるものが多いといわれています。クラミジアに感染している男女間(あるいは同性間)で病原菌がうつり、さまざまな症状をあらわすようです。

近年では、感染の原因といわれている性行為もさまざまな行為のタイプがあるといわれ、性器を使ったものだけでなく、オーラルセックスといわれるような口を介した性行為などもあります。そのため、あらわれる症状にもバリエーションがあるようです。このあたりは、あとでも詳しくご紹介します。
クラミジア|性病について|山の手クリニック

クラミジア感染症

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原因となる菌に感染!症状は性器周辺から妊娠のトラブルまでさまざま

病原菌に感染すると、男性であれば尿道の炎症や睾丸(こうがん)の炎症、女性であれば子宮の障害といった性器やその周辺の症状だけでなく、下腹部の痛みといった症状までみられるといいます。さらに女性の場合には、妊娠ができないといった「不妊の原因」などにもつながる可能性があることがいわれています。

また、先ほどもでてきたオーラルセックスなど、性行為の変化などによって、のどのクラミジア感染症もあれば、さらには目にクラミジア感染症がおこるといったこといわれ、症状もさまざまなものがみられるようです。

またこのクラミジア感染症の特徴ともいわれているようですが、「自覚症状が乏しい」といったことがいわれています。クラミジアに感染した男性の約50%は症状がみられないことがあるのだそうです。さらに女性の場合は、その割合が男性よりも高く80%の方に症状がみられないことがあるといいます。

性行為が原因で感染することは知っていても、自覚症状がはっきりしないこともあって、「気づかないうちに感染」していたり、さらに「知らずに、相手に病原菌をうつしてしまう」といったことがおこってしまうのだそうです。
京府医大誌 性器クラミジア感染症

クラミジア感染症の疫学

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どうしてクラミジアになるの?

クラミジア感染症は、「クラミジア」とよばれることもあるので病名だと思うことがあるかもしれませんが、正式には「クラミジア感染症」あるいは「性器クラミジア感染症」とよばれているようです。

クラミジアは微生物のひとつで、それほどめずらしい生物ではないといわれています。ただ動物の細胞のなかに入ると増殖する特徴があり、このせいでいろんな害が出るようです。ここからは、クラミジアがどのような原因で感染するのかをみていきたいと思います。
原因の多くを占めるといわれる性行為(セックス)

クラミジア感染症の原因のほとんどは性行為による感染だとされています。クラミジアは感染する人も多いことから、代表的な性感染症のひとつとされているのです。ただ性行為という言葉には注意が必要のようです。

一般に性行為という言葉を聞くと、ついつい性器を使った性行為をイメージしてしまうことがあります。しかし、ここでいわれる性行為には、口を使って行われるようなオーラルセックス、あるいは性器具をつかった性行為、さらには一見ソフトな接触にも思えますが「キス」も性行為にはふくまれるとされています。

口のなかに病原菌がいれば、キスなどでも感染の可能性があるそうです。このように一言に性行為といっても、人によってはイメージする範囲がちがうと思います。クラミジア感染症については、あらゆるセックスでの感染が考えられるといわれています。
診療科目 性病科|渋谷 ひろクリニック

クラミジア感染症

男性が原因となってクラミジアに感染することも!

クラミジアになると男性にみられる症状として、尿道の炎症や睾丸やその付近の炎症などがみられるといいます。このような症状は、クラミジア感染症だけでみられる症状ではないようですが、尿道の炎症や睾丸やその付近の炎症などがみられる男性の30%から80%にクラミジアの感染があるといわれています。

感染している男性のからだには病原菌がいるため、精液などの体液、粘膜などから女性に感染するといわれています。
クラミジア感染症|大阪の梅田にある産婦人科

どうしてうつるの?ー感染について

女性からの男性への感染もある!

男性とおなじように、女性もクラミジアに感染すれば、女性の膣(ちつ)から分泌される体液などには病原菌がいるといいます。分泌液や粘膜などから男性にうつしてしまうといったこともあるとされす。
性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 性器クラミジア感染症

症状と診断

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性行為以外でも感染の原因に?

性行為以外(温泉やプール)での感染はほとんどないといわれている

クラミジアはつよい微生物ではないといわれています。そのため、プールや温泉を含む入浴、あるいは空気を介することによって、性器や咽頭のクラミジア感染症になることはほとんどないといわれています。
クラミジア感染症|大阪の梅田にある産婦人科

どうしてうつるの?ー感染について

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感染するとみられる男女間の症状

性感染症でみられる症状はさまざまのようです。クラミジア感染症に関しても、さまざまな症状があらわれるといいます。男性と女性で特徴的な症状もありますが、性別によらずみられる症状などもあるようです。

なかには自覚症状がみられにくいものもあったり、女性であれば不妊といった妊娠のトラブルなどの後遺症をのこす症状などもあるといわれます。

ここでは「男性によくみられる症状」といわれるものと「女性によくみられる症状」といわれるものなどをまとめてみたいとおもいます。
性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 性器クラミジア感染症

はじめに

男性にみられる「尿道の炎症」「副睾丸の炎症」

尿道に炎症がみられるというのは、男性のクラミジア感染症では多いようです。一般に原因菌に感染してから1週間から3週間ほどすぎるとみられるといいます。しかし自覚症状としてあらわれないこともあるようです。

尿道炎の症状はそれほどつよい症状ではなく穏やかで、痛みなどもつよくでないことが多いといいます。「少しかゆい」あるいは「なんとなく不快」といった症状におさまることも少なくないそうです。

そして、この尿道炎の症状がある人には、副睾丸(ふくこうがん)といわれる睾丸の近くにある器官に炎症がおこることがあるそうです。ここに炎症がおこると、睾丸をいれている袋(いわゆる玉袋)に痛みがでる、腫れるといった症状がでるといいます。ひどい場合には膿(うみ)がたまることもあるそうです。

また太ももの付け根が腫れてきたりすることもあるといわれます。
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精巣上体炎 | 泌尿器科 | 五本木クリニック

精巣上体炎

女性の症状は妊娠のトラブル(不妊)の原因になる可能性も!

クラミジア感染症になると子宮の周辺にある「子宮頚管(しきゅうけいかん)」といわれる部分に炎症がおこるといわれています。炎症は原因菌に感染してから、おおよそ1週間から3週間くらい過ぎたあたりでみられることがあるそうです。

子宮周辺の炎症は、お腹のあたりにも広がることがあり、下腹部痛やひどい場合には肝臓の周辺にも症状がみられるときもあるそうです。炎症などの後遺症として子宮頚管がダメージをうけてしまうと、卵や受精卵がスムーズに移動できなくなってしまうので、「子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)」の原因になってしまうのだといいます。

こうなると流産や妊娠できない(不妊)などの問題がでることがあるといわれています。また妊娠・出産ができても、生まれてくる赤ちゃんには、後遺症などが残ることもあるといわれているので注意が必要です。そのほか、月経でないのにみられる出血、性行為のときの痛みなどもいわれています。
性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 性器クラミジア感染症

症状と診断

クラミジアが原因で「のど」や「目」に症状がでることも!

クラミジア感染症は、オーラルセックスなどによって口にも感染がみられるといいます。女性の場合、性器にクラミジア感染症がみられる場合には、約1割から2割程度は「のどのクラミジア」もみられるそうです。のどのクラミジアは、性器のクラミジアよりも治療に時間がかかるといわれています。

そしてのどだけでなく、目の結膜炎(けつまくえん)の原因となることもあるといわれています。まぶたのうら側あたりに炎症がおきて、まぶたが腫れたり、充血したり、むくみがでるといった症状がみられることもあるようです。
広島医師会

性器クラミジア感染症の概要と臨床

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原因がわからなくても疑わしいときは早めの検査を
クラミジアの原因発見には検査が大切

「クラミジアに感染したかどうか」を自分で判断するのは難しいです。やはり専門とする病院やクリニックで原因をみつけてもらるのが大切です。早期の発見と早期の治療はとても大切。クラミジア感染症の検査でおこなわれることが多いといわれるのは、血液検査、尿検査、おりものの検査(女性の場合)、のどの粘膜の検査などとされています。
クリニック紹介 | 性病の即日検査は東京都新宿の新宿クリニック。

STD検査の過程

まずは一般的な血液検査

血液の成分から原因を特定するために血液検査がおこなわれるようです。
男性(女性はケースによって)の場合は尿検査

一般に行なわれる尿の検査と同じように尿を採取して検査がおこなわれるようです。女性の場合は、病院によってはおこなわないところもあるそうです。
ストレスによっても変化する「おりものの検査」は女性を対象に

女性の場合には尿検査でなく、おりものや膣の分泌物を調べる検査がおこなわれるようです。
のどの粘膜の検査は「綿ぼう」や「うがい薬」で

クラミジアの原因菌がのどに感染していないかをみる検査とされます。綿ぼうでのどを軽くこするか、うがい薬などでしらべるそうです。
咽頭クラミジア・咽頭淋病|性病について|山の手クリニック

検査方法・・・喉の奥を綿棒で擦ったりするのですか?

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まとめ

以上、クラミジアの原因に関するまとめでした。感染者が多くしかも若い世代を中心に広がっているという特徴をもつクラミジア感染症。原因としてもっとも多いのは性行為のようです。そしてその性行為というものが、いわゆる性器を使った性行為にかぎらないという点には注意が必要だといえます。

オーラルセックスなども稀なものではなくなってきているといわれているので、性器以外にも口のなかなどに原因菌が潜んでいる可能性があるとされています。感染して早期に治療ができればいいのかもしれませんが、自覚症状がみられないこともあるそうなので、発見が遅れるということも心配です。

感染すれば性器の症状だけでなく、のどや目、そして女性であれば不妊症といった妊娠のトラブルになる可能性もあるといわれているので、感染しないように十分予防には気をつけたいものです。

その意味でも、感染の原因について知っておくことはとても役に立つのではないでしょうか。感染しないようしっかりと対策をたてて、そして万が一感染してしまったときには、症状があるのに受診を見送ったりせずに、医師に相談するなど早めの検査・治療を心がけるようにしましょう。