生理はきちんと来ても大変ですが、来なければもっと困りますよね。女性にとっては本当に悩ましいものです。しかし、生理は健康のバロメーターです。生理周期が長いことで深刻な病気が隠れている可能性もあります。まずは自分の体をしっかりとチェックしましょう!

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目次
生理周期が長い原因とは
稀発(きはつ)月経ってどんなもの?
39日以上間があく長い周期の月経
無排卵周期になっている場合が多い
稀発月経になる原因を探る
卵胞の成長に時間がかかる
多嚢胞性卵巣症候群
脳の下垂体や視床下部の機能障害
過度のストレス
栄養バランスの乱れ
早期閉経
稀発月経の治療法
経過観察
排卵誘発剤の使用
低用量ピルの使用
生理周期の異常は早期発見が第一!
生理周期が長い原因とは

毎月やってくる生理は、煩わしいことも多いですが女性の体にとって必要で大切なものです。とくに生理周期は、自分の体が正常に働いているかどうかを示すバロメーターです。しっかりと正常な周期で生理がくることが大切なのです。

しかし、中には生理周期が短かかったり長かったりで悩みを抱えている方もいるでしょう。今回は、生理周期が長く、なかなか月経が来ない「稀発月経」についてまとめました。その原因や対策を学んで、深刻な事態に繋がらないように対応できると良いですね。

稀発(きはつ)月経ってどんなもの?
稀発月経とは、「稀(まれ)」に「発生」するというその言葉通り、たまにしかこない月経のことを指します。生理周期が乱れると不安になってしまいがちですが、そんな時しっかりと対応できるように、稀発月経について詳しく知っておきましょう。

39日以上間があく長い周期の月経

月経の周期とは、前回の生理開始日から今回の生理開始日前日までの日数を数えたものです。正常な生理周期は一般的に25〜28日といわれており、多少のずれがあったとしてもそれが6日以内であれば「正常周期」であると言えます。

一方、頻発(ひんぱつ)月経というのは周期が24日以内のケースのこと。そして今回のテーマである稀発月経は、周期が39日以上あいてしまう月経のことをいいます。この周期が90日以上になると「無月経」に分類されてしまいますので注意が必要です。

また、この3つのどれにも当てはまらず、規則性の無い月経のことを不整周期月経といいます。

無排卵周期になっている場合が多い

たとえ自分の月経周期が「稀発月経」に当てはまるとしても体質は人それぞれですし、毎回きちんとしたリズムで月経が来るのであれば問題ないと思われます。しっかりと排卵が起こっているのであれば、妊娠、出産も可能です。しかし、「これまでは1ヶ月に1度きちんと生理が来ていたのに、なぜか最近間隔が長くなってきた」と感じる場合は何かしらのトラブルを疑ったほうがいいでしょう。

排卵が行われていない無排卵周期になっている可能性が高く、放置しておくと無月経になってしまうこともあります。排卵がないと妊娠もできないので、早期に発見することが大切になります。

稀発月経になる原因を探る
稀発月経がどういうものか分かったら、次に気になるのはその原因ですよね。稀発月経の原因はひとつではなく、いくつか考えられます。原因が違えば対処法もそれぞれ異なってくるので、まず自分がどのタイプに当てはまるかを見ていきましょう。

卵胞の成長に時間がかかる

稀発月経になる主な理由のひとつは、既に述べましたが「生まれつきの体質」によるものがあります。成長後に卵子となる「卵胞」の成長に時間がかかるタイプであり、そのために周期が長くなるというものです。しっかりと排卵も起こっているのなら妊娠・出産に影響を及ぼすこともありません。

多嚢胞性卵巣症候群

もうひとつの理由としては、多嚢胞性卵巣症候群が考えられます。多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣内に卵胞ができるものの、その成長が遅く、排卵に至らないまま卵巣に卵胞が溜まってしまう排卵障害のことです。無月経や不妊の原因にもなってしまう症状ですがはっきりとした原因は未だわからず、治療は予防ではなく対症療法を行うことになります。

効果が出るまでに時間が掛かることもあるため、自分の体調に注意を配り早期発見を心がけましょう。

脳の下垂体や視床下部の機能障害

排卵は、卵巣内で卵胞が成長し卵子となって初めて起こるものです。 卵胞の成長は卵胞刺激ホルモンというもので誘発されるのですが、そのホルモンの分泌には脳の下垂体や視床下部が深く関わっています。この部分に機能障害を起こすとうまく卵胞が成長できず、結果排卵に至らず生理が遅れて稀発月経となってしまうという場合もあります。

過度のストレス

女性の体にとって大切な働きをする女性ホルモン「エストロゲン」は、生理の正常化に非常に大きな役割を果たします。中でも卵胞の成長と成熟を促すといわれており、卵巣内の卵胞が成長する「卵胞期」においては多くのエストロゲンが分泌されます。過度のストレスはエストロゲン分泌の低下の原因になり、排卵が正常に行われなくなってしまうのです。

栄養バランスの乱れ

栄養バランスの乱れも生理不順を引き起こします。特に、ホルモンの生成に重要な役割を果たすのはコレステロールです。コレステロールというと成人病の要因となる悪者のイメージがありますが、足りなすぎても体に悪影響を及ぼします。

ほかにもエストロゲンの分泌に関わるビタミンE、エストロゲンのような女性ホルモンのひとつに数えられるイソフラボン、血液の生成に大切な亜鉛や鉄分などをバランスよく摂取することが大切です。

早期閉経

加齢による老化のために卵胞の成長が遅くなり、ゆっくりと閉経へと向かうのとは別に、ホルモンバランスの乱れからエストロゲンの分泌量が減少し、生理周期が伸びた末に早期閉経を迎える女性も近年増加傾向にあるといいます。ストレス緩和や食生活の改善、また生活リズムを整えるなどして生活習慣を見直しましょう

稀発月経の治療法
月経周期が乱れる原因が分かって、初めて適切な治療が行えます。まずは、きちんと排卵があるかそうでないかを見極めることからはじめましょう。その上で、どうすれば稀発月経を改善できるのか、具体的な治療を開始することになります。

経過観察

自分の月経周期が稀発月経のものであると判明した場合、まずはその原因を突き止めることから対策をはじめましょう。前述のとおり、稀発月経とひとくちに言ってもその原因は様々だからです。稀発月経だと分かったら、まずは基礎体温をつけてみましょう。

排卵が正常にあるかどうかが重要なポイントですが、基礎体温をつけることでそれをある程度見極めることが可能です。女性の体には4つの時期を繰り返すサイクルがあります。まず、実際に生理がある「月経期」、月経が終わるとエストロゲンが増加し卵胞がつくられる「卵胞期」、排卵が行われる「排卵期」、排卵の後にプロゲステロンという黄体ホルモンが分泌される「黄体期」です。

基礎体温は、月経期〜卵胞期には低く、排卵期を境として黄体期に入ると高くなる特徴があります。しかし、排卵がない場合は体温の上昇は無く常に体温が低い状態が続くのです。

1ヶ月の間に基礎体温の変化が見られない場合は「生まれつきのリズム」ではなく排卵トラブルによって生理が遅れている可能性があるので、早めに婦人科を受診しましょう。高温期と低温期がはっきりと分かれ、排卵がしっかりと起こっていると判断できるケースでは、そのまま経過観察となることがほとんどです。

排卵誘発剤の使用

無排卵による稀発月経の場合や、生活環境や生活習慣・食生活の乱れなど正しても症状の改善が見られない場合は、規則的に排卵を起こすために排卵誘発剤を使う治療が行われます。ほかにも注射療法や卵巣手術など、体質や症状によって様々な方法があります。稀発月経は放置するとだんたんと周期が長くなり、無月経になってしまうおそれもあるので専門医と相談し適切な治療を開始しましょう。

低用量ピルの使用

ピルには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類の女性ホルモンが含まれています。体を妊娠期のような状態にし、生理を人為的に止めることでホルモンバランスを整える働きもあるため、生理不順にたびたび利用されます。低容量ピルでは副作用はほとんど起こらないといわれていますが、稀に吐き気やだるさを感じる方もいるようです。

これは「擬似妊娠」によるつわりのような状態です。また、ホルモンバランスの変化により食欲が増えて体重が増加するというケースもあるそうです。しかし、そこで過度のダイエットをするのはおすすめしません。

バランスの取れた食事をしっかりととってくださいね。

生理周期の異常は早期発見が第一!
月経の有無や周期は、女性の体の健康を見極めるためにとても大切です。ささいな変化だったとしても深刻な病気が隠れている可能性もあるので、しっかりと自分の体をチェックしてください。まずは早期発見が第一です。

最近生理周期が長いなと感じている方は、まずは原因を探り、基礎体温をつけることからはじめてみてはいかがでしょうか。